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モロッコなどのイスラム教の国での価格交渉術

モロッコには、スークというマーケットのようなものがあり、観光スポットとしても、お土産を買う場所としても大人気です。スークでは、地元の人もお買い物をしています。

ただし、このスークはほとんどの場合値札がついていません。スークでお買い物をするときには、値段交渉をするのが基本です。ここでは、モロッコのスークでの値段交渉の仕方について解説していきます。

なぜ値札がないのか

スークで値札がついていないことで、観光客からぼったくろうとしているのではないかと、勘ぐってしまう人もいるでしょう。

しかしこれは、モロッコだけではなく、イスラム系の国では当たり前のことで、エジプト、チュニジア、ドバイなどのスークでも値札がありません。地元の人たちも、この値札がないのが当たり前として、スークで買い物をしています。

買い物をするときの値段交渉は彼らにとっては当たり前です。提示された価格が高すぎる!と諦めずに、値段交渉を1つのコミュニケーションだと思って楽しみましょう。

値段交渉ー基礎編ー

スークで買い物をするとき、殆どの場合、彼らが言ってくる値段は法外なものだったりします。ローカルの人はその価格では絶対に買えないような値段です。

ですから、最初はちょっと安すぎるかな・・・と思うほどの安い値段を提案してみてもいいでしょう。これなら安い!と思うような価格です。その価格で買えることはまずないので、遠慮しなくても大丈夫。

それが気が引けるなら、この価格なら買うという価格の80%位を目安にしてみてください。そこから交渉が始まります。この交渉に結構時間がかかるのですが、慣れると楽しいものです。

最終的には、最初の提示価格の半額程度になるようなこともあり、驚くようなことも・・・。法外な程に高い!と思う場合、相手もその価格で売ろうとは思っていません。あわよくば・・・という感じです。

ただし地域差もあり、マラケシュのような大観光都市ではその傾向が強いのですが、そこから少し離れたエッサウィラという町は、ぼったくり価格が少ないことで知られています。そういった場所では、空気を読んで、値段交渉をしなかったり、控えめな値段交渉にしておきましょう。

値段交渉ー応用編ー

満足いく価格で商品を買うためには、上記のような簡単な交渉テクの他に、いくつかポイントがあります。

それは、演技です。「この商品がとても欲しいけど、高くて買えない!」という気持ちを込めて、交渉をしましょう。商品が気に入っているということを全面に押し出すと、交渉が通りやすかったりします。

また、セット割引もしやすいのでおすすめです。欲しい商品が2つ以上あるときには、もう1つの商品は、そこまで買うつもりじゃなかったけど、セットで割引してくれるなら・・・という雰囲気を醸し出してください。

値段交渉のときの注意点

値段交渉は慣れると楽しいものですが、あまりに値段交渉をしすぎて、安い価格で買ってしまうと、お店の人がなんだかしゅんとしています。

モロッコ人は結構強引なところもありますし、嘘もよくつくのですが、根っこは良い人が多いのか、そういう感情がつい顔に出てしまうようです。

交渉に慣れてくると、楽しくなってつい調子に乗りがちですが、相手を悲しませるほど安い価格にまで下げる必要はないでしょう。その価格なら・・・と思えるところで止めておきましょう。

モロッコ人の方々は私たち日本人に比べると、裕福であるとは言えません。イスラム教には「喜捨」といって、裕福な人は、そうではない人に喜んで分け与えるべきだというような考え方があります。

モロッコや、他のイスラム教国に旅行に行った時には、そういった精神を持ってお買い物を楽しむのもいいのではないでしょうか。

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